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2007年 12月 03日
『ドラッケンフェルズ』 ジャック・ヨーヴィル
25年前、邪悪な魔法使いドラッケンフェルズは オスヴァルト公太子とその仲間達により滅ぼされた。 そして現在、多額の借金から監獄に放り込まれていた 劇作家デトレフは、オスヴァルトたっての希望で 当時の冒険譚を演劇として上演することになる。 舞台は、風化しつつあるドラッケンフェルズ城。 当時の仲間、女吸血鬼ジュヌヴィエーヴ、盗賊王ルディ、 賞金稼ぎアントンなどが再び集まり、劇の準備が 着々と進んでいくが、不吉な事件が立て続けに起こり・・・ ライトノベルで翻訳モノって結構珍しい・・・? けったいな表紙に惹かれて買ってみました。 昔は翻訳モノばかり読んでいたのに、今はすっかり苦手になってしまって あんまり読まないのですが、子供向けの訳なのか読みやすかった。 この話におけるヒロインは、女吸血鬼ジュヌヴィエーヴ。 見た目16歳、実際には638歳と長寿にも程がある娘さん。 流石に年齢いってるだけあって、可愛らしさとかは 見受けられませんが寡黙で好きなタイプです。 それに引き換え、オスヴァルト公太子の典型的なヒーローっぷりには 舌打ちしたくなる程ですよ。 だって最初の人物紹介に「美少年」って載ってるし。 勇気があって、性格も良くて、美少年で、邪悪な魔法使いも倒しちゃうなんて どんだけ非の打ち所が無いんだよ。 25年経っても、カッコ良さは相変わらず、すっかり落ち着いて 紳士な身のこなし。チッ! ただ自分の冒険譚を劇にして、皆に見せつけようだなんて 厭味だと思うけどな。 しかも幽霊騒ぎが起きたり人が死んだり、どうにも惨劇の予感が 漂うわけで、これで人死にまくったら、オスヴァルト立場無さ過ぎ なんじゃないかと若干心配していた。 んだが。 そのへんのわだかまりを綺麗に納得させるどんでん返し。 なーるーほーどーなー! そもそも邪悪な魔法使いを・・・ところからアレだしな。 お茶目な二枚目、デトレフの最後の頑張りとあの人の ダッサダサの墜ちっぷりが印象的でした。
by gis-uk
| 2007-12-03 00:44
| Book
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