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2007年 05月 30日
「かわたれの街」 勝田文
表紙にヒトメボレして買いましたが それを裏切らない素敵な漫画。 ジャケ買いで表紙と中身が一致しているのは 結構稀有な気がします。 絵柄はマーガレット系って感じ。 豆腐屋の娘・木菜は料理教室の穂波先生に 憧れているがこの男、貧乏で煮え切らない 別れた奥さんに未練たらたらのダメ男で・・・ まあダメな男に惹かれる女性って必ずいるんですよねえ。 庇護欲をそそられるんでしょうか。幸せになれなさそうですが。 まあ男も隙がある女の子が好きだったりしますから同じか。 「私は先生に毎朝豆腐のみそ汁をつくってあげたいんです・・・」 は「俺のために毎朝味噌汁をつくってくれ」の逆バージョンで なかなかときめきました。最近カップ味噌汁しか食べてないので こう言われたらうっかりオチてしまうかもしれません。 この後豆腐の入った鍋を投げつけられ、 「豆腐のカドに頭をぶつける」人を実践した先生がちょっと面白かった。 ここで大切な小道具としてゆきひら鍋を使っているのが センスいいなあと思いました。菊花豆腐が美味しそう。 「下町が舞台で和のモチーフ」ってあたり激しくツボで 見てるだけで楽しいです。 別れた奥さんの貴子さんも美人でキャリアウーマンだけど 家事ひとつ出来ない自分の気持ちにも不器用な人で可愛いし 大人の助言をしてくれるけど 「ウェディングドレスが白い理由を知ってる? あれはね すぐに汚れて着られなくなってしまうようなドレスを 持つだけの財力が夫にどれほどあるかを示しているのよ」 と時々腹黒い喫茶店のお姉さんとか楽しい人が多いんですが 個人的に大好きなのは木菜の竹馬の友・竹大。 呉服屋の息子で普段着に着物を着こなし、日舞を嗜み、婆受けがよく 毎度木菜の酷い弁当を食わされ、木菜が先生のためにおめかしすれば テレながら可愛いと言い、彼女が好きなのかと思えば先生の元妻に うっとりしたり、かと思えば木菜にアタックしてみたりしつつ アワビにエロスを感じる竹大が私は大好きです。 竹大が出てくると和む。ちょっぴりほろ苦い終わり方でしたが あったかくてほんわかする良い作品でした。 「しゃべれどもしゃべれども」 原作:佐藤多佳子 漫画:勝田文 「かわたれの街」が面白かったので買ってみました。 まあ原作読んだ事あるので、目新しさは無かったですが。 下町の背景とかはやはり見てるだけでトキメキます。 イマイチぱっとしない噺家三つ葉の元に喋りに コンプレックスのある3人が落語を習いに来る話ですが あったかいようで、結構痛い話なのであまり読後感は 良くないかな。さわやかな終わり方してるんですが どうも釈然としないものが残るというか。 落語の話は小説でもよく分かりませんでしたが、 漫画になっても笑いどころがよく分かりませんでした。 落語と俳句はまだまだ理解が及ばないジャンルなので いつか克服したいものです。「私」なんで大学生で落語を 楽しんでるのになあ・・・ 他に和風旅館を舞台にした「あのこにもらった音楽」が あるそうなのでそちらも是非読んでみたいと思います。
by gis-uk
| 2007-05-30 02:08
| Comic
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