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2006年 12月 27日
『涼宮ハルヒの憤慨』 谷川流
「編集長★一直線!」 校内外で騒動を起こすSOS団を生温く 放置していてくれたはずの生徒会から 長門が呼び出しを食らう。 文芸部存続の条件を提示されSOS団員は 急遽創作活動に精を出すことになる。 ハルヒがおとなしくなってきたら 今度は敵対する人物を作り出して ハルヒを退屈させないようにしなければ ならないなんて古泉の機関も大変ですね。 ハルヒが編集長としてそれぞれに出したお題に沿って 団員が書く作文はなかなか興味深い内容となっておりました。 朝比奈さんの童話ごっちゃにしつつ、身の回りにいる人物を それとなく反映させてる物語は朝比奈さんの苦労がしのばれるお話だし、 長門の幻想ホラーは訳わからんものの無口な長門の頭ん中は こんなんなんだなあと妙に納得させられる一編です。 にしても幻想ホラーってなんなんだろう。ドラキュラとかそんなんか? 泉鏡花が一瞬浮かんだけどホラーじゃないよなあ。 キョンの恋愛小説には、かなり興味シンシンでしたがそうきたか・・・ 自慢じゃないが俺は今まで誰かに告白なんかされたこともないし、したこともない。 断言しちゃったよ、さみしいなあオイ。 全然なんでもないという仲良かった女子との話が気になるんですが。 あと鶴屋さんの『気の毒!少年Nの悲劇』もスゴイ読みたい。 抱腹絶倒いいなあ。少年NのNがどこからきたものかも気になる。 苦労の甲斐あり機関紙は飛ぶように掃け生徒会長も納得(出来レース) まあ、うまい事コトが収まったようでよかったです。 「ワンダリング・シャドウ」 SOS団に久々の依頼人。 特定の場所で犬が集団衰弱。幽霊の仕業かも?みたいな。 幽霊じゃないけど別の方向に大げさな事になっていて どうしようですよ。 「長門さんがおこなったのは、猫を使ったアニマルセラピーを 動物相手におこなうという画期的な治療法なのです」 古泉の苦しすぎる説明が素晴らしいです。 シャミセンがこんなところで役に立つとは思わなかったなあ。 ひとつ気になったのはカラーの挿絵。 電車の中の朝比奈さんは巫女さん姿のはずなのに 何故メイドさんなんだろう・・・ これでようやく既刊読破。満を持して新刊を待てます。 今年はアニメと原作と両方で楽しませて貰いました。 youtubeで全話見ちゃったお詫びに、DVDも1巻は購入したし ツタヤでレンタルもしたし、CDも買ったし それなりにペイバックできたんではないかと思っております。 また来年も小説・アニメともに楽しい続編を 作り出してくれることを期待しています。
by gis-uk
| 2006-12-27 23:47
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