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2006年 10月 18日
『世界の日本人ジョーク集』 早坂隆
新書なんてめったに買わないんですが たまたまAmazonで見つけて興味を持ったので 読んでみました。 ジョークというのは「どう思われているか」が リアルに分かるので面白いですね。 ハイテク国家、裕福、勤勉、集団行動、戦争・・・ 色んな視点から見た日本をネタにしたジョーク。 そのジョークが生まれた背景もしっかり書かれているので 近代日本史を知らない私には目から鱗な事実もかなりあり 大変勉強になりました。 アメリカのロケットの部品が日本の北嶋絞製作所でしか 造れないとか、ヘッドホンステレオや乾電池が日本発だったとか 初耳でしたよ。日本スゲエなとひたすら感心。 今まで自分が持ってた「海外から見た日本像」ってのは 「小柄」「自己主張が出来ない」「英語が下手」 「物価が高い」「無宗教」とかそんなんだったので よく思われてる面もあるんだなあと嬉しくなりました。 まあ上記のネガティブ面もしっかり出てきますが。 人種や民族で比較するジョークをエスニックジョークと言うんだそうです。 なだけに典型的なイメージが頻出しますが、それなりにツボをついていて笑えます。 例えばこれ。 ●四段階 新製品が世に流通するまでには、全部で四つの段階がある。 まず、アメリカの企業が新製品の開発をする。 次にロシア人が、 「自分達は同じ物を、もうすでに三十年前に考え出していた」と主張する。 そして、日本人がアメリカ製以上のクオリティのものを造り、輸出し始める。 最後に、中国人が日本製のものに似せた偽者を造る。 オチがいいよなあ。 考えてみるとロシアに対して浮かぶイメージが全然無くて こんな事言うのかと驚きました。 起源主張はKの国の専売特許かと思ってた。 ロシアのイメージこねくり出してみましたが まず思いつくのがマフマフした帽子。 あとロマノフ王朝、ドストエフスキー、チャイコフスキー、バレエ・・・ そんなもの。ロシア人に対してのイメージはどうしても出てきませんでした。 思わぬ儲けモノだったのは 「ブラック・ラグーン」で出てきた 「電球を取り替えるのに何人のポーランド人が必要か?」ってジョーク、 有名な「電球ジョーク」だったようで意味が分かってスッキリしました。 もうひとつバカ受けしたエスニックジョーク。 2,3日前の新聞に載ってたようです。産経あたりだったはずですが。 ●スープに蝿が入っていたら? レストランで出てきたスープに蝿が入っていたときの各国の人々の反応。 ドイツ人・・・「このスープは熱いので十分に殺菌されている」と冷静に考え、 蝿をスプーンで取り出してからスープを飲む。 フランス人・・・スプーンで蝿を押しつぶし、出汁をとってからスープを飲む。 中国人・・・問題なく蝿を食べる。 イギリス人・・・スプーンを置き、皮肉を言ってから店を出ていく。 ロシア人・・・酔っ払っていて蝿が入っていることに気がつかない。 アメリカ人・・・ボーイを呼び、コックを呼び、支配人を呼び、あげくに裁判沙汰となる。 アイルランド人・・・取り出した蝿を片手で摘みながら、こう蝿に叫ぶ。 「吐き出せ、吐き出せよ、ちくしょう!」 日本人・・・周りを見回し、自分だけに蝿が入っているのを確認してから、 そっとボーイを呼ぶ。 韓国人・・・蝿が入っているのは日本人のせいだと叫び、日の丸を燃やす。 韓国の斜め上に腹がよじれそうなほど笑いました。 いや「日帝のせい」はいつもの事ですが、 それが日本以外の人からも見破られているんだなと感心してしまって。ププ。 中国は相変わらず「4つ脚なら机以外なんでも食べる」印象なんでしょうか。 全く理解できなかったのはアイルランド人。何がしたいのか? 読み終わって思ったのは、日本てのは良くも悪くも 世界からそこそこ意識されてる国なんだなって事。 特に良い面は今まで真面目に働いてきた人達の努力の賜物であり、 それを裏切らないような日本人でありたいと思いました。 そんなこんなで大変勉強になり、なおかつ爆笑できる 一石二鳥な一冊でした。
by gis-uk
| 2006-10-18 00:53
| Book
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