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2005年 12月 18日
『西の魔女が死んだ』 梨木 香歩
中1の夏、学校に行けなくなったまいは母方の祖母の家で過ごすことに。 そこで祖母から魔女の修行を受けることになる。 その修行とは「何でも自分で決める」というものだった。 お婆ちゃんと一緒に野いちごを摘みに行く場面で 昔大好きだったあゆみゆいの「うぇるかむ!」って漫画を思い出した。 東京から、たったひとりでおばあちゃんのいるブルーベリー村にやってきた花音(かのん)。すばらしい自然と、たくさんの友だちに囲まれて、花音の青春が始まります――。さわやかなカントリー通信、第1巻!!(アマゾンより引用) って漫画。おばあちゃんのいる~ってくだりがちょっと似てます。 この人の描く漫画はどれも好きだった。すごい懐かしい。 どうしても再読したくなったので古本屋さんで探してこようと思います。 そんな訳で『西の魔女~』もなんとなく懐かしく思いながら読んでました。 「魔女の修行」によって心の芯が強くなっていくまいの姿が清々しいです。 ラストの3ページは心の中で「おばあちゃーーーーーーーーーーーーん!」と絶叫。 電車の中なのに泣きそうでした。 なるほどなあと感心したお婆ちゃんのセリフ。 「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。 サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。 シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」 確かに。気に入りました。 『あらしのよるに』 きむら ゆういち 去年くらいから話題になっていて読みたいなあと思いつつも 絵本を買うのはなあと躊躇し、かといって立ち読みは作者に申し訳ないし どうしようかと悩んでたんですが、講談社から文庫が出たのでこれだ!と思って即買い。 映画化のおかげですかね。 絵本3冊分「あらしのよるに」「あるはれたひに」「くものきれまに」が収録されています。 今気付いたけど「あるはれたひに」って蝶々夫人の曲と一緒だ。 嵐の夜に避難した小屋でヤギと狼がお互いの正体に気付かず、仲良くなってしまうお話。 もー正体がばれそうになる度に「ひいー!」とこっちがドキドキしました。 1話読み終わってこれどう続くんだと不安に思いましたが、その後も仲良し。 狼が空腹と友情の間で葛藤する場面が切なくなりました。 早く続きが出ないかな。 『ちーちゃんは悠久の向こう』 日日日 幽霊大好きなちーちゃんがある事件をきっかけに変わってしまい、 それを見ながらもどうしようもできない僕の話。 『私の優しくない先輩』が割と気に入ったのでデビュー作も読んでみた。 んーなんというかやっぱり若いなあって感じをところどころで受けました。 作品の出来とかで無く(というか文章の上手さとかは私には分からない)考え方? 色々折り合いが付いてないというか、上手くいえないけど。 ただそれが悪いっていうんじゃなくて、若い時の感性っていうのは大人になったら 二度と手に入らないものだから大切にして欲しいかな。 と思った後『私の~』の感想メモを見てみたらまったく同じ事書いてた。 好みで言うと『私の~』の方が好きかな。今回のはちょっとホラーっぽかったので。 「ヤっちゃえば良かったんじゃね?」と思った私は既に若者の気持ちを失ってます。 ちーちゃんも大変だけど主人公も相当有り得ない境遇だと思うんだけどいいのかな。 ホームレスするくらいなら警察行こうよ。その後どうなったのか気になります。
by gis-uk
| 2005-12-18 23:55
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