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2008年 04月 27日
『ジョン平とぼくときみと』 大西科学
短編集。 「ジョン平と一つの指輪」 クラスメイトの失くした魔法の指輪探しを手伝う重とジョン平。 古家さんみたいな喋り方する人、苦手だなあ。 なんかこう、とりとめも無く、聞いてもいない事を だらだらと喋り、あげくオチも無いっていう。 私がどうしたこうした、なんていちいち聞いてくれるのは 恋人や友達、親しい人だけで、世間はそれほど君に興味は 無いんだと早く気付いて欲しい。 「私って○○じゃないですか~」 とか言われても知らねーよ。 それはともかく、散々他人に迷惑掛けて「わしの眼鏡」ですよ。 鬱陶しい娘さんですね。 「ジョン平と地下室の幽霊」 小木津の幽霊話に呆れつつ、妙な出来事が起こって 戸惑う重。 大姉ちゃんスッゲえなあ。 そして滝沢先生はノリがいいな。 ラボアジエが実験室に来た経緯が明らかになりました。 「雨の日の三葉は」 魚泥棒で捕まりそうになって、足をひねり 老婆住む家にお邪魔することになる三葉。 その婆ちゃんは、実は伝説の占い師で昔馴染みの男が訪ねてきたり。 どうでもいいけどあのアライグマ、アライグマに見えないよ。 「寧先生と帰ってきた財布」 財布を落とした寧先生は拾ってくれた男の家に 取りにいくが、酒を勧めるばかりで一向に返してくれない。 根負けした寧先生は、ベルが止めるのも構わず 酒を飲んでしまうが・・・ この男は一体何がしたかったんだ・・・ 嫌われ者で寂しさのあまり、無理に引き止めたくなったのかも しれないけど、そういうところが嫌われる所以なんじゃないんだろうか。 つーか寧先生の意外な弱点が判明だな。 使い魔も大変だ。 「タンスターフルの食卓」 鈴音の書いたシナリオで劇をすることになる演劇部。 ところが小木津が意外に演技が出来たことで、 逆にうまくいかない展開に。 なんというか、女の子は恐いなあ。 「クスクスは夕陽を浴びて」 図書部員のメガネっ娘、拓海は学園祭で暇をもてあます。 不真面目な部員、新川が女の子を連れてきてヘコむ。 榊さんが予想外に重に懐いていて驚いた。 なんか色々あった割に最後ものすごく爽やかな 青春って感じに終わったな。 思わず舌打ちしたくなるほどに。 過去感想 『ジョン平とぼくと』 『ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫』 『ジョン平とぼくと3 ジョン平とぼくらの世界』 『DOORS Ⅰ まぜこぜ修繕屋』 神坂一 評判がいいので結構期待して読んだんですが。 話がすっとんきょう過ぎてちょっと付いていけなかった。 すっとんきょうな中でも基本ルールみたいな ものは守ってもらわないとダメなんだよなあ。 妹が触手。はインパクト強かったけどな。 それは挿絵に入れてほしかったなあ。
by gis-uk
| 2008-04-27 02:13
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