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2007年 07月 02日
「フラワー・オブ・ライフ」 4巻 よしながふみ
まさかこの巻で終わるとは・・・ いくらでも続きそうだと思ってた。 「大奥」に集中するって事なんでしょうかね。 このぬるい空気が大好きだったのになあ・・・ 春太郎のお母さんが初登場しました。 父と息子の侠気好きの張本人でありますが にこやかな顔で突然鬼のような発言をするから怖い。 ただ印象的なのはこのセリフ。 「さくらちゃん お父さんは一見すっごく子供思いの 優しいお父さんに見えるでしょ? でも違うのよ 親だって結局自分の事しか考えてないの 自分の事以上に子供の事を考えるって言ったって それは自分が生きてる間の事なの 自分が死んだあと生活能力の無い子供がどんなに困るかなんて 考えもしないでこうして甘やかしちゃうの 結局あなたの人生を誰よりも考えられるのは あなた自身だけなのよ」 うわおぉぉぉぉぉ・・・ これは全国のニートの心に深く突き刺さりそうだ。 子供って自分の自由は主張しても親の自由までは 考えが及ばないんだよなあ。 個人的傑作の「愛すべき女たち」の1話に通じるものが あるなあと思いました。 真島が滋と付き合いだし、それが小柳にバレた上に小柳は 奥さんに離婚され・・・と見事な修羅場っぷり。 小柳先生の墜ちっぷりにも驚きましたが 真島があんなもの持ち出すあたりも驚いた。 真島も自分で思ってる以上に普通の男の子だったんだな。 春太郎は三国くんとプロの漫画家を目指そうとする。 酷評を受けた編集者にリベンジをかけ担当になってもらい 新人賞に向けて漫画描き。 姉ちゃんはようやく再就職するものの、職場の人間関係に悩む。 ストレスをためた彼女は春太郎に頼ろうとするが 漫画描きに忙しく相手にされない。 追い詰められていく姉ちゃんは、死んじゃうんじゃないかと思いました。 本当に限界でどうしても側にいてほしいとき、 すがろうとした手を振り払われるのは絶望を感じるに十分だと思う。 あの精神状態であそこまで放置されてしまったからには 春太郎は言ってしまった言葉も仕方がないと言えなくも無いな。 でも春太郎の方にも「姉ちゃんに楽させてやりたい」って 気持ちで努力してた訳だからなあ・・・ まさに思いやるが故のすれ違いで痛いです。 タイトルの「Flower of life」ってこういう意味だったんだと驚きました。 てっきり「花のような人生」て感じの意味だと思ってた。 修羅場直後の真島に修羅場翌日の春太郎がからむので だいぶ辛辣な事になりつつも真島の危険行動は回避できました。 他のクラスメイトも付き合ったり別れたり、転校が決まったり、 いろいろありつつ始業式。 環境が変わったり、それぞれに大小小さな問題があるも問題を解決し 変化がありつつもそれを受け入れて皆少しずつ成長していくのだなーと思いました。 そういや辻君の兄ちゃんは登場しませんでした。 いつか出てくると思ってたのに。
by gis-uk
| 2007-07-02 00:06
| Comic
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