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2007年 05月 31日
『風の聖痕2 魂の値段』 山門敬弘
風牙衆を倒して1週間後、平和の戻った神凪家は 祝賀会を行いそれに八神和麻も招待される。 神凪家の人間を何人も死傷させた和麻に対する 周りの人間の目は冷たいものだったが、 和麻は臆せず逆に神凪家の驕りを非難する。 そんな中、死んだ大神の妹である操が 懐に忍ばせた短刀を和麻に突きつける― 最強の風術師である和麻には当然傷ひとつ つけることが出来なかったが、操は出奔し復讐を企てる。 そんな彼女に力を貸す者が現れ、人間が大量に 失踪する事件が多発することに・・・ 『風の聖痕』2作目。 1作目で神凪家の感じの悪さに全然触れられることが無く、 釈然としない思いだったので、冒頭で和麻が非難しまくってくれてホッとした。 力が無いために迫害されてきた和麻だけに、考え方がとてもシビア。 でもどう考えてもこっとの方が正論だよなあ。 あとがきで作者も言っているように、終始操の復讐話。 前回と変わらず話の本筋はとても単純。 操の兄を直接殺したのは別に和麻じゃないので イマイチ操の考えが理解できなかったんですが。 和麻の操へのセクハラはニヤニヤさせられました。 和麻を殺そうとする操と、それを何故か許容する和麻と 操を処分しようとする神凪家の三つ巴。 敵対すれば、あっさり首を刎ねる和麻が操をかばうので綾乃は気が気で無い。 和麻とホテル街から連れ立って出てきた美女の件もイライラを駆り立てる。 おまけに友達には一発で片思いを見抜かれる。 綾乃は本当に分かりやすくてこっちが恥ずかしくなりますな。 スーパーストレートだ。 ホテル街で一緒だった美女の正体は途中で明らかになるんですが 和麻との関係ははっきりしません。 こういう場合は「何にも無い」のが王道ですがどうなんだろう。 口は軽いが心の恋人がいるようだし身持ちは堅そうに思えますが。 でも敵の四肢ぶった切って、イモ虫状態にしたところに脚で踏みつけるとか ヒーローとは思えない残虐な殺しっぷりを平気でするような男なので 結構やりかねないかもなあって気もします。 なんにしろ綾乃は苦労しそうですな。
by gis-uk
| 2007-05-31 00:51
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