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2006年 07月 10日
「レナード現象には理由(わけ)がある 」 川原泉
レナード現象をご存知でしょうか? 「水滴と水滴がぶつかって分裂する際、 周囲の空気がマイナスイオン化する現象。」 だそうです。 言葉すら生まれて初めて知りました。 「事象の地平」といい川原作品は 初耳ワードの宝庫です。 というか、たまたま行った本屋で 川原泉の新作に出会えるなんて幸運極まりない。 「ブレーメン」以後、新作が出ないようだったので 思いっきりノーマークになってました。 勿論即買いです。 超進学校・彰英高校が舞台の4つの恋の話。 オビの文句「恋にはいろんなカタチがある」だけに それぞれあんまり普通でない4組です。 「レナード現象には理由がある 」 秀才・飛島穂高くんとマイペースでハンドパワーの持ち主・蕨よもぎさん。 親の跡を継いで医者になるはずが、当の親から「向いてない」宣言。 人生初のダメ出しに激しく落ち込む飛島くん。 「蕨は親に人格を否定された事あるか?」 「あるよ。そんなの日常茶飯事さ。 大抵の子供は頻繁に言われてんじゃないの?」 蕨さんの返答に驚きましたが、続きを聞いて納得。 「「そんな子に生んだ覚えはない」とか「そんなふーに育てたつもりはない」とか よく言われる事でしょ?」 ああ、それなら大抵の子供は言われてそうだ。自分もあるはず。 飛島君の暴言からさすがの蕨さんもヘコミますが 「プロジェクトX」を観て復活。 飛島くんも蕨さんの衝撃の過去を知って色々納得します。 まあ彼にはいい勉強になったんじゃないでしょうか。 「ドングリにもほどがある」 猛烈プラス思考の亘理さんとテストの順位が一緒の友成くん。 似たもの同士の親近感で仲良くなろうとする亘理さんだったが 友成くんは実はスランプ真っ最中の覆面小説家。 しかし亘理さんとドングリ拾いを始めてから 湯水のようにアイディアが浮かび・・・ お仲間だと思ってた友成くんが輝かしい才能の持ち主だったとわかり へこむ亘理さん。しかし 「貴方は芸術の女神にも等しい存在なのだ」という本心の 1/10程度の慰めで復活。 「精神的軽業師」のプラス思考はハンパありませんでした。 「あの子の背中に羽がある」 柔道部引退したばかりの保科くんは お隣に引っ越してきた女の子の背中に羽が見える事を発見。 作家の友成くんに相談したところ「一目惚れでよくある表現」と診断され ロリコン・変態と思い悩む。 小学生のライバル相手に張り合う保科くんが大層大人気なくていい感じ。 小学生の作戦ミスにクールに突っ込むナレーションも大笑い。 今後どうなるのか分かりませんが 犯罪にならないように気をつけて欲しいものです。 「真面目な人には裏がある」 人間関係を重視する日夏さんの隣の席のタラシ塔宮くん。 関わりあいの無いはずの二人だったが 日夏さんの兄ちゃんと塔宮くんの兄ちゃんが付き合ってる事が分かり・・・ 日夏さんのお友達が腐女子だよ! しかし彼女に借りたBL小説のおかげで兄ちゃん達のカミングアウトに さほど打撃を受けずに済んだ日夏さん。 日夏さんの5冊読んでの批評「色んな意味で大爆笑」から 「なんかすげえ面白いと思ってしまった」に変化していく過程をみたら 「BL面白いのかな」と洗脳されそうになりました。 既にトラウマだから。無理だから。 しかし川原作品でBLをネタにする日が来るとはなあ。 全部読んでないけど初めてじゃないのか。 しかしこんなネタでも川原節なのは好感です。 全員恋と呼べるほどの関係なのかも微妙ですが まあいろんなカタチということで。 本誌ではまた読みきりが載るようなので楽しみに待ちたいと思います。
by gis-uk
| 2006-07-10 01:06
| Comic
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