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2005年 11月 23日
粗忽拳銃 竹内真
最近、落語ものがよく目につく気がします。 私の中で落語家といえば北村薫さんの「円紫さんと私」シリーズの春桜亭円紫さんなんですが、 最近読んだ佐藤 多佳子さんのしゃべれども しゃべれどもも落語家の三つ葉が主人公だったし、観てなかったけどドラマ、タイガー&ドラゴンでも落語が出てきたし、それとよく似た笑酔亭梅寿謎解噺って本も出てますね。 何気にブームなんでしょうか。 小説すばる新人賞を獲ったらしいこの粗忽拳銃は、拳銃を拾ってしまった噺家・天馬とその友人たちの青春ストーリー。 うっかり発砲してニュースになってしまい、その拳銃を取り戻したいヤクザとガンマニアに狙われるハメになったから、ごまかすために映画にしちゃおうぜって話。 いい大人が青春してる図ってのは思った以上に鬱陶しいものだなあ というのが第一印象。 俺たちスゴイ事思いついたぜ、みたいな思い上がりが読んでて痛々しい。 映画の題名は「銃ゲームだ!」って・・・ダサくないか?もうちょっと捻れよと思ってしまい。 主人公の天馬がまた腹立だしい男でなあ。 自己中。落語を一般人が理解してない事が許せない。 自分の価値観を人に押し付ける。 自分と同世代で成功してるやつを妬む。 すぐ調子に乗る。 と終始不愉快な気分だったんですが、この天馬には雷門獅篭さんというモデルが居るそうで。 申し訳ない、でも付き合いたくないタイプな事は間違いない。 文句ばっかりつけたけど、テンポのいい読みやすい話だし落語ネタも結構出てくるので 気分爽快な物語を読みたい人にはいいかもしれません。
by gis-uk
| 2005-11-23 23:23
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